【第2回】ゼロから始めるWindowsServer~なぜWindowsServerか~
Q>>””なぜWindowsServerを使うの?””
こんにちは銀河です。
【第1回】ゼロから始めるWindowsServer - インフラSEのゼロから始めるMicrosoft関連技術
非常に個人的な意見ですがWindowsServerを選ぶ理由を書きます。
(ちなみに私は中堅企業の情報システム部門担当者です。)
1.なぜWindowsServer?
A.>>ActiveDirectory(ADDS)が便利だから。
です。圧倒的に。
・LinuxServer=OSSで無償で利用可能
・WindowsServer=有償
しかし、詳細は書きませんがLinuxもInstall時にGUI機能を有効にするオプションを選 択してInstallすることで初心者に優しい環境を作ることもできます。
WindowsServerもInstall時の選択次第でCLIのサーバがInstallされます。
ここで一つ伝えたいのは、"CLIから逃げる為"というネガティブかつ安易な理由で
WindowsServerを選択しないでほしい。ということです。
なぜなら、WindowsServerの運用においてもGUIでは達成できない操作がCLIでは実施 可能であったり、圧倒的に効率的である場合があります。
そのような場面に出くわした際、CLIアレルギー反応が出てしまい、GUIでの解決に固 執してしまう恐れがあるためです。
A1.>>WindowsServerにおけるキラーコンテンツのブランド名です。
例えるなら::
日清といえばカップ麺だし、カップ麺といえばカップヌードルだし、
カップヌードルといえば醤油味
同じように
MicrosoftといえばWindowsServerだし、WindowsServerといえば
ActiveDirectoryだしActiveDirectoryといえばADDS
こういったものだとイメージしてください。
A2.>>組織内のユーザーとコンピュータの管理、ネットワークの認証を一元化したディレクトリの役割を果たします。※ADDSに関する回答です
小難しくなりましたが、、、
要するに、企業内などの組織において利用されるユーザーID、コンピュータを一元管理して、ついでに企業内のネットワークで利用するサービスへの認証も一元管理できす。
具体的に。企業内でパソコンを利用する場合、IDとパスワードでログインすると思います。
すると、企業用のアドレスでメールが利用でき、ポータルサイトで連絡事項の閲覧や投稿が出来て、ファイルサーバと呼ばれる許可された共有フォルダで資料の受け渡しに活用しているかと思います。
パソコンにログインしたID情報に基づき、メールサーバやポータルサイトのWEBサーバ、ファイルサーバへのネットワークを介した接続が適切に認証されています。
この仕組みを比較的簡単に実装可能としている役割がActiveDirectory(ADDS)の"統合Windows認証"です。
また、時に、社内の端末設定状況をに一斉に変更したい場合もあるでしょう。
例:特定のアプリケーションを社内の全端末に配布したい!
また、ユーザーIDの利用に制限をかけたい場合もあるでしょう。
例:パート社員のIDは17時以降は利用できないようにしたい!
このような要望にも標準機能で応えてくれるのがActiveDirectory(ADDS)です。
お気づきかもしれませんが、企業の情報システム部門にうってつけのサービスがWindowsServerには基本機能として実装されているわけです。
一言でいうと、WindowsServerは企業イントラ向けの管理サービスが充実しています。
逆に社外の不特定多数のユーザーやパソコン向けに公開するWEBサービスであればLinuxベースで費用を抑えつつ、ガンガン実装していったほうが良いかもしれません。
結局はうまく使い分けができる状態が望ましいです。
私はMicrosoft関連技術に関してブログを書きますが、MicrosoftのクラウドサービスであるAzure上ではLinuxが4分の1以上稼働しているため、またその際には触れたいと思い
ます。
具体的な実装についてはAzureやHyper-Vの仮想環境を利用しつつ最新版の導入と機能検証がてら備忘録として残していきたいと考えています。
それでは、よろしくお願いいたします。(^^)/